福井県三国町三里浜特産農業協同組合
旬の時期:一年子5月〜7月/二年子6月〜7月
らっきょうは普通8月〜9月に植え付けをして翌年の5月から6月に収穫されます。福井県三国町の三里浜砂丘地で作られているらっきょうは、全国で唯一、植え付けから収穫まで、“足かけ三年”もの歳月をかけて栽培され、三年らっきょうと呼ばれています。種らっきょうの一粒は最初の一年で6〜9粒に増えます。これが丸二年育てる三年子らっきょうでは、40〜60粒に増えます。年月が経つことにより、小粒で身がしまり一年子では味わえないシャキシャキと端切れの良いらっきょうになります。昔ながらの味と歯切れにこだわり、砂糖、塩、酢のみを使用、過熱処理も致しません。
10月下旬になると、三里浜の砂丘は鮮やかな紫色のらっきょうの花で覆われます。らっきょうの放つ独特の匂いの正体《酸化アリル》という物質は、糖質代謝に必要なビタミンB1の吸収を、通常の7倍にも高め血液を浄化し血行を良くしまた循環器系の機能を正常化する働きが有ります。さらに最近注目され
始めた成分に《フルクタン》という、水溶性の植物繊維があります。人間の腸内細菌のビフィズス菌の成長促進効果や糖の吸収を遅らせ、食後血糖値上昇を抑制する作用、ナトリウムの吸収抑制による血圧低下作用、血中コレステロールを安定する働きがあります。 |